アートメイクを受けると「MRI検査が受けられなくなる」、そんな噂を聞いたことはあるでしょうか?
もしもの時にMRI検査が受けられないとなると心配になりますよね。
そこで本記事では医療関係者からの情報をもとに、アートメイクとMRIの関係について解説していきます。
そもそもMRIって?
MRIとは,磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略です。エックス線は使用せず,強い磁石と電磁波を使って体内の状態を断面像として描写する検査です。特に脳や脊椎,四肢,子宮・卵巣・前立腺といった骨盤内の病変に関して優れた検出能力を持っています。
MRIに似た言葉で,MRAあるいは,MRCPという言葉をお聞きになったことがあるかも知れませんが,これはMRI検査に含まれる検査の種類の略語です。
愛知医科大学病院から一部引用:https://www.aichi-med-u.ac.jp/hospital/sh15/sh1503/sh150301/sh15030101/sh15030101_05.html
簡単に言うと、MRIは超強力な磁石を使用して体内のレントゲン写真を撮影して、身体に異常がないのかを確認する診察方法です。
通常のレントゲン撮影では1回の撮影で1枚撮影可能なのに対し、MRI検査では様々な角度から身体内部の状態を検査し撮影することができます。
アートメイクをしているとMRI検査が受けられない?
結論から言うと、きちんとした医療機関で受けたアートメイクであればMRI検査を受けることに問題はありません。
というのも、アートメイクを行う際の染料には刺青と同じようにごく少量の金属成分が含まれています。
この金属成分がMRI検査を行う際の磁石に反応してしまい検査に影響を及ぼすということなのですが、使用している染料がアメリカFDAという検査基準を満たしたものであれば検査に影響は出ません。
つまり、アートメイククリニックを選ぶ際には「使用している染料がアメリカFDA基準を満たしているか」が大事なポイントのひとつになります。
MRI検査をする際は念の為申告しよう
アートメイクは適切な医療機関で受けたものであれば、基本的にはMRI検査に異常がないことをご紹介しました。
しかし、使用しているMRI検査機の精度によっては影響が全く無いと言える可能性も100%ではないため、検査を受ける際には念の為担当の医師にアートメイクを受けている旨を伝えるようにしましょう。